＠＠　2008年12月17日 時間 07:19:440　Pentium 4 3.2G ＠＠

「トラにゃん」

にゃんと鳴く
朝起きると、冷蔵庫の上からジャンプして飛び出してくる
甘えん坊だな、お前はー
ご飯を食べて、昼寝して、おもちゃで遊んで
にゃんと鳴く

元気いっぱいなお前も、もう壮年だなぁ
でも幸せそうなお前を見てると
ただ、微笑んでしまうよ

にゃんと鳴く
トラにゃん
いつまでも元気で暮らそう

＠＠　2008年12月17日 時間 06:54:430　Pentium 4 3.2G ＠＠

「僕の風景」

曲がりくねった道
僕が今まで、歩んできた道
途中の野宿も、バスの水しぶきも
通り過ぎる人の無関心さも
僕の風景だ

人がたくさんいる道で
たった一人歩いてると
他には誰も居ないような気分になる

明日に希望をつないできたけど
今は振り返る
僕の生きてきた道って何だろう？

もう元には戻れないと悟った17歳
二回目に空を見た、20歳
働くこともうっちゃった、27歳
しばし夢を見た、あの頃

みんな頑張ろう
きっとつかめるなんて言わない
誰もが違っていて
生きてるだけで意味がある
僕にだって意味がある
それだけにたどり着いた昨日

漂泊を続ける毎日に
波に揺れれ続ける日々に
ただ乗り続けた

この先、何も起こらなくてもいいと
誓ったあの夜の道に、何を見た
暗い空の下に

地下鉄に乗って家に帰る
ただそれだけで、安堵した
あの旅路が、今までで一番遠い道

曲がりくねった道
僕が今まで、歩んできた道
途中の野宿も、バスの水しぶきも
通り過ぎる人の無関心さも
僕の風景だ

＠＠　2008年12月9日 時間 01:30:040　Pentium 4 3.2G ＠＠

「生まれて死ぬまで」

何のために生まれて、何のために死ぬか
死は必然、生まれてきた事はただの偶然
どんな生き物だって、同じ

考えずに感じることだと
誰かが言ってた様な気もする

僕にとって、考えないと世界はつまらない
ただ明日を待っていても
一歩づつ進まないと
明日はただの今日だ
考える時間は、充分にある、死ぬまで

何のために生まれて、何のために死ぬか
ただ考える、答えが出なくても

＠＠　2008年12月2日 時間 12:35:320　Pentium 4 3.4G ＠＠

「ハート」

明日晴れるとしても、今日は曇り
いつか会えるとしても、今は一人
そんな僕の抱えるハート
みんなの持ってるハート

美術館に置いてあるような、芸術品じゃない
そこらに転がっている、ガラスのハートさ
誰もがどこかにしまってるのさ
砕けたハートも、立派ものなのさ

ガラスのハートは、砕けやしないけど
すぐに曇るのさ、水滴を拭かないと
暑さも、寒さも、こたえやしないけど
涙もろいのさ、いつもどこかが濡れてる

きみの、中に、そこにある
息絶えるまで、そこにある

そんな僕の抱えるハート
みんなが持ってるハート

＠＠　2008年11月25日 時間 21:29:130　Pentium 4 3.4G ＠＠

「ガラスのハート」

ガラスのハートは、砕けやしないけど
すぐに曇るのさ、水滴を拭かないと
暑さも、寒さも、こたえやしないけど
涙もろいのさ、いつもどこかが濡れている

大きなガラスの彫刻に
ヒビが入っているような模様
形は何だかわからないけど
きっと素敵なんだろう

誰かが作ったガラスのハート
きっと、どこかで光ってる

美術館に置いてあるような、芸術品じゃない
そこいらに転がってる、ガラスのハート
誰もがどこかにしまってる
砕けたハートも、立派なのさ

人が命を賭けて、作り続けるそれは
きっと素晴らしいんだろう
燃えるような形
氷のような形
誰かがどこかに抱えてる

誰かが作ったガラスのハート
きみの、中に、そこにある
生きる命のガラスのハート
息絶えるまで、そこにある

＠＠　2008年11月13日 時間 07:21:380　Pentium 4 3.4G ＠＠

天空に月
空の真上で、光ってる
今時刻は十二時
夜の頂上で、白く発光しながら
人々を見下ろす

君には関係ないんだな
人々の営みや
いろんなゴタゴタ

そんな風に思って
上を見ながら、タバコを吸った
夜の午前零時
今日は満月

＠＠　2008年11月6日 時間 01:16:040　Pentium 4 3.2G ＠＠

からっぽ

からっぽな音がする
カランコロン
頭の中に
カランコロン

何もつまってないから
きっとからっぽだよねと
から元気な声

からっぽな心を、埋めたくて
でも、笑うしかできないから
きっとなにもないんだ
もう残っていないんだ

からっぽな音
カランコロン
いつまでも
カランコロン

＠＠　2008年10月28日 時間 03:34:300　Pentium 4 3.4G ＠＠

「ジャンパー」

夜風が思ったより、寒くて
この秋、初めて、シャンパーに袖を通した
もう11月か

1年、2年、何かがあったようで、そうでもない
特に語るべきことはないけど
また一つ年をとり
季節は変わる

寒くなったと、
ただそれだけ書き残す

＠＠　2008年10月23日 時間 05:13:220　Pentium 4 3.4G ＠＠

「雨が降る」

夜更けに雨が降れば
タバコを吸いに出かけた
肩を雨がぬらす

コンビニに入って
マンガを読めば
窓の向こうで、雨が降る

お茶を買って、
ひさしの下で飲む
雨は僕を避けてるから
そこで一服

なんにもない夜
雨が降って、タバコを吸って
家に帰る
夜更けに、雨が降る

＠＠　2008年10月15日 時間 22:40:580　Pentium 4 3.2G ＠＠


「大空の上」

夏の山の空は、とても青くて
白い雲を見下ろす、ほんの一息


ただ足を動かして、真夜中に登った
交互に休憩をはさみながら、
頂上に登るために

引き返したっていい
登る義務なんか無い
だけど、何も考えないで登る
暗闇の中、光るライト

夏の山の空は、とても寒くて
凍える体を覆う、ダウンジャケット
陽が明ける前に、頂上に登る
それだけのために、登るのさ


着いたのは、あっけない程
着いたという声で、登頂が終わる
笑顔もわからない暗闇の中

それでも安心して立っていた
都会の雑踏のような、人ごみの中

夏の山の朝は、とてもきれいで
紫からオレンジに、雲をてらす
太陽が昇る、ただそれだけに
僕らは、そのために来た


夏の山の空は、とても青くて
白い雲を見下ろす、ほんの一息
夏の山の空は、とても青くて
樹海さえ一望する、大空の上

大空の上にいる
果てしない雲の上に

夏の山の空は、とても青くて
白い雲を見下ろす、大空の上

＠＠　2008年10月10日 時間 20:58:130　Pentium 4 3.4G ＠＠

「ハッピーバースデイ」

僕の誕生日は、いつも家族で
食事したり、ケーキを食べたり
大げさなことはしないけど
それは、しあわせと言えるだろう

誰でもない、いつも家族で
集まって、しゃべったり
暖かい雰囲気が
いつも、感じられるだろう

目新しい物はないけど
いつも同じ顔ぶれだけど
いい一日
それが、ハッピーバースデイ


今日は、僕が主役だから
いつもよりちょっと偉そうで
だけど皿は洗うんだな
そんなの、いつもと一緒

目新しい物はないけど
いつも同じ顔ぶれだけど
いい一日
それが、ハッピーバースデイ


世界中で、いつも誰かの
ハッピーバースデイ
祝ってもらえてるといいな
君にも、あなたにも
今日は、ハッピーバースデイ

＠＠　2008年10月1日 時間 01:25:430　Pentium 4 3.2G ＠＠

「それでいい」

問う事を止めてはならない
結果だけをみるだけではならない
いつの日も
辞めると言った後でも

問うているのは、自分自身だから
自分を殺して、宣言を守ることはしない

明日、意見が変わっても
ただ風向きが変わっただけ
自分だけに忠実であればいい
ここは、そんなあぶれた言葉を記録する
そんな意味の無い事をくり返すためにある

自分だけに意味がある言葉
それでいい
それ以上要らない

＠＠　2008年9月24日 時間 04:45:130　Pentium 4 3.4G ＠＠

「暑さ寒さも彼岸まで」

秋分の日の夜、外に出て肌寒さを感じた
暑さ寒さも彼岸まで
もう、秋だ
このＴシャツも、そろそろしまいかなと思う、秋の夜

夏の暑さも、冬の寒さも、彼岸まで
季節の変わり目
また、厚いシャツを着て、外に出て
春を知るんだろう

激しい季節が終わって、一休み
また今度ねと、言いながら
今年も過ぎてゆく

暑さ寒さも彼岸まで

＠＠　2008年9月16日 時間 07:31:530　Pentium 4 3.2G ＠＠

「曇り空」

雨も上がり、少し肌寒い朝
雲が空を覆う、まだ、昨日の続き
肌を焦がす夏は、去ってしまった
秋の雨に何を思う

上手く行かない片思いが、この手に残っても
どうする事もなく、手のひらで溶けてゆく
溶けてゆくのを、じっと眺めるのが
いつもの僕だ

心は静かなまま、朽ちてゆく
それもいいかなと思う
曇り空、嵐はもういらない


家出していた猫も、帰ってきた
穏やかに続く日常が、いつか終わるとしても

心は静かなまま、朽ちてゆく
それもいいかなと思う
曇り空、嵐はもういらない

凍える冬が来るまで、まだ時間があるさ

＠＠　2008年8月24日 時間 21:55:280　Pentium 4 3.4G ＠＠

「夏は終わった」

夏は終わった
あれ程あった個人的行事
そして今年はオリンピック
毎年の高校野球
全て終わった
Ｔシャツじゃ、肌寒い夜が来て
夏の終わりを知る

夏だけに
うだる夏だけにできる事がある

若い時、体力に任せて
一人でテントを持って旅行をした
少し後、現金だけ持って
北海道まで列車で旅をした

いつからか
夏は猫と昼寝の時間になった
何かを振り切るように
いざと何処かへ行かなくなった

夏に行くのは、墓参り
暑い暑い日に、朝早くからバスに乗って
昔の思い出がある、あの墓に参りに行くのだ
草が生えてたら、刈り取って
でも、今年は他の親戚がしてあったので
お参りだけだった

昔は居なかった、新しい親族と共に
昔馴染みの商店街を歩いた
いつまで来るのかわからない

この墓に入るのは
僕だけかもしれないけど
来年も行く
最上級のいりこを買って
ぽりぽり食べながら
夏の日に

＠＠　2008年8月21日 時間 00:44:190　Pentium 4 3.2G ＠＠

「夏の山の空は」

夏の山の空は、息が苦しくて見てなかった
星がきれいだと、誰かが言った
その時、上を見上げて、星を確認したが
すぐに息を戻して、足元を見つめて
足を動かす作業に戻った

夏の夜に、山に登る
ロマンチックなんかじゃなく
ただの単純作業の繰り返し
苦しくならないように、息継ぎを繰り返し
ただ、足を交互に前に出す
止めなければ、上に着く
止めないことだけが条件だ
単純だ

夏の山の空は、頂上で見ればいい
夏の山の夜明けも、一緒にやってくる
寒さと強風が、僕らを凍えさせても
太陽が世界を変える
灼熱の熱線を遮るものが無い世界
夜の星も、寒さも、消え去る

ただ少し、立ち止まるためだけに
頂上を目指す

夏の山の空は、暗闇から、一瞬に真昼に変わる
その瞬間に立つために
ただ少し、立ち止まるためだけに
頂上を目指す

＠＠　2008年8月5日 時間 19:16:470　Pentium 4 3.2G ＠＠

「猫と昼寝」

うだる夏は、猫と昼寝
猫はたんすの上で、おなかを出して寝てる
僕はリビングで、座椅子を枕に寝てる

網戸で開き放った玄関と
レースのカーテンのベランダから
微かに風が流れてる

灯りもつけてないから、ほの暗い
家には他に動くものもない
このまま、時計の針が夕方を指すまで
ゆるゆると時間が流れる

セミが鳴く、子供が泣く、車の走る音
すべてＢＧＭ


うだる夏は、猫と昼寝
猫はたんすの上で、おなかを出して寝てる
僕はリビングで、座椅子を枕に寝てる
薄暗さの中で、しあわせをかみしめてる
何も考えない時間
猫と昼寝

＠＠　2008年8月2日 時間 03:44:430　Pentium 4 3.4G ＠＠

「風に吹かれて、眠りたい」

夏の夜は、風に吹かれて、眠りたい
暑さもピークの八月に
真夜中、外に出て、散歩
冬よりはいいね

季節のくり返し
過ぎ去っていく夏に
惜しさを感じながら
今年も真夏が来る

太陽が暑いから、日陰に隠れて
僕はタバコを吸う
のどが渇くから、喫茶店に入って
コーヒーを飲む
そんな事、いつだって変わらない


夏の夜は、風に吹かれて、眠りたい
暑さもピークの八月に
真夜中、外に出て、散歩
日焼けだけが夏

＠＠　2008年7月14日 時間 20:41:170　Pentium 4 3.2G ＠＠

「初夏の夕暮れ」

陽がかげる、太陽が赤い
この公園のベンチにも
夕闇が迫ってる

青いＴシャツを着て
夕暮れ時、佇んでる
風が気持ちいい

夏はやってきたけど
まだ始まったばかり
スイカを食べる昼も
そうめんに茗荷も
まだ始まったばかり

昼から夜へ移り変わる時間に
ただ、ベンチに座ってた
初夏の夕暮れ


近所の喫茶店で、
バイトの彼女も
夕暮れに消えてゆく

昼から夜へ移り変わる時間に
ただ、ベンチに座ってた
初夏の夕暮れ

＠＠　2008年7月10日 時間 02:33:210　Pentium 4 3.2G ＠＠

「せつない」

せつない、せの字は、世界のせ
せつない、つの字は、つながるのつ
せつない、なの字は、なみだのな
せつない、いの字は、生きてるのい

言葉に出来ない想いだけが
せつなさになって伝わっていく
他に何も出来ない
ただ伝わっていくだけ

せつない、せの字は、世界のせ
せつない、つの字は、つながるのつ
せつない、なの字は、なみだのな
せつない、いの字は、生きてるのい

明るく笑顔で生きてる世界に生まれた
あふれそうな涙が
生きているつながりを
教えてくれる

せつない、せの字は、世界のせ
せつない、つの字は、つながるのつ
せつない、なの字は、なみだのな
せつない、いの字は、生きてるのい

明日はどっちにいくのかな
昨日に戻ったり、未来を思ったり
でも、今いる自分だけが
自分を救うんだね

＠＠　2008年6月26日 時間 01:55:030　Pentium 4 3.2G ＠＠

「天気の事しか言うことないね」

天気の事しか言うことないね
晴れ、曇り、雨
春、夏、秋、冬
日本人的だろう
他に言うべき事もない

君の主張は何なのさ？
結局何が言いたいの？
天気の事しか言うことないね
誰もが、空見て、頷くよ
他に言うべき事もない

昨日も、今日も、明日も
去年も、今年も、来年も
めぐりめぐって、来るだけさ
天気の事しか言うことないね
他に言うべき事もない

＠＠　2008年6月25日 時間 02:16:230　Pentium 4 3.2G ＠＠

「悪意の空」

憂鬱な空の下、広がった雲が
僕等の頭上から、雨を降らせる
悪意を持つかのような黒い塊は
今にも僕らを包んでしまいそうだ
包まれた僕らもまた、悪意の固まりとなり
悪意の輪廻へ、飲み込まれるのだろうか？

誰もそんなことはしない
気の迷いだ
君が疲れてる
僕が疲れている

ただベットに体を横たえて
明日を待てばいい
明日が必ず来ることは
誰にも変えられない
どんな明日になるかは
ベットから起きた君の仕事だ
いい明日も、悪い明日も、君が作る
だから、今は眠ればいい

＠＠　2008年6月23日 時間 13:04:460　Pentium 4 3.4G ＠＠

「紫陽花」

今日も外では雨が降る
六月の梅雨が始まった
紫陽花が咲いているよ
雨に打たれて

もうすぐ夏が来る
その前のひとときの憂鬱
君はどうしているんだろう
いつまでも
君の心はわからない

赤から青に、青から赤に
白を色に染めて
紫陽花が咲くよ

六月の雨の中で
紫陽花が咲くよ


雲の切れ間から、差す光
六月の梅雨にも光が差すよ
紫陽花が咲いているよ
光り輝いて

もうすぐ夏が来る
その前のひとときの休憩
君はわらっているんだろう
いつまでも
君の心は輝くよ

赤から青に、青から赤に
白を色に染めて
紫陽花が咲くよ

六月の雨の中で
紫陽花が咲くよ

＠＠　2008年6月17日 時間 00:11:470　Pentium 4 3.4G ＠＠

「シャボン玉」

小さな恋は、生まれては消えてゆく
シャボン玉が風に吹かれて
消え去るより早く、ぱちんと割れる
黙ってみているだけだけど、
それもそんなに悪くないよ

木の葉を風が揺らすなら
僕の心もふわふわと飛んでく
でも、戻るところは一緒
今日も一日、おわりだ

夜に詩を書けば
終わるところは一緒
行き着くところは一緒
だけど、また朝が来る

小さな恋は、生まれては消えてゆく
シャボン玉が風に吹かれて
消え去るより早く、ぱちんと割れる
黙ってみているだけだけど、
それもそんなに悪くないよ

＠＠　2008年6月12日 時間 02:59:300　Pentium 4 3.4G ＠＠

「不機嫌」

不機嫌を舌の上で転がして
飲み込む訳にも行かず
吐き出す訳にも行かず
お茶を飲んでごまかしている
そんな禁煙一日目

＠＠　2008年6月2日 時間 01:12:070　Pentium 4 3.2G ＠＠

「ファンタジー」

恋はいつ起こる？
未来からの使者は来ないけど
まわりには、恋人はあふれてるね
ありきたりな恋が、
日常の恋があふれてる

いつ起こるのかわからない
自分で起こす気はないかもしれないけど
いつか起こるんじゃないかなと
そう思って
ファンタジーな恋物語にも涙する

恋人は居ないけど
恋は涙できる
誰にでもいつか訪れる
たぶん、そうだろう

＠＠　2008年5月28日 時間 05:53:370　Pentium 4 3.4G ＠＠

「脳髄にキック」


朝起きると
悲しい歌のフレーズがリピートしてる
今日は忙しいと、記憶に押しやって
新しい一日

だけど新しいものは
何一つない
フレーズを繰り返す
脳髄にキック


歌うのは
孤独を歌った歌か、ひとりきりか
そんな訳でもないけど、これが
新しい一日

だけど新しいものは
何一つない
フレーズを繰り返す
脳髄にキック


だけど新しいものは
何一つない
フレーズを繰り返す
脳髄にキック

＠＠　2008年5月25日 時間 00:15:090　Pentium 4 3.4G ＠＠

「黒い塊」

今夜は大雨
ちょっと飲みに行ったのさ
大雨の中、傘をさして
雨だから空いてるかと思った

だけど、店の扉を開けると
雨宿りなのか、椅子が満杯
いらっしゃいとも言われない
何も言わずにドアを閉めたよ

だからなんとなく
気分がよくないんだな
大雨の中、また帰ってきたよ
胸の中に黒い塊

今夜は大雨
何で飲みに行ったのかなと、今思う
ちょっと人に言われたことが
嫌だったんだな

一人ならいいけど、二人に言われて
そおゆう風に見られてるのかと思って
ちょっと飲むかなと思ったんだな
店の話も面白くないから、黙って飲もうと

だけど飲めなくて
気分がよくないんだな
大雨の中、また帰ってきたよ
胸の中に黒い塊

だからなんとなく
気分がよくないんだな
大雨の中、また帰ってきたよ
胸の中に黒い塊

＠＠　2008年5月24日 時間 04:18:060　Pentium 4 3.2G ＠＠

「価値」

頭がいいって？
確かに、いいわるいはあると思うが、
別に、優劣じゃないなぁ

頭がいい人は、頭をフル回転させて頑張ればいい
そうでもない人は、日常の中に幸せを見つけるのかな
柔軟さを持つ人、そうじゃない人
そんな風に、分けていっても意味はないな

人間の優劣
それは、人が決めるものじゃないね

人間が決めるんだとしたら
歴史が決めるんだな
人間が築いてきた歴史だけが、
人を、その時代の価値に合わせて評価する
そんなもんだろう

だけど、優劣を決めようとするのも
人間の本能だな
その中で、人は生きてる
それはどうしようもない

平等な社会って、誰にとって平等なのかな
社会的な平等さは、国が保障するものだな、この国では
でも、暮らしの中で、
人は優劣をつけて、人を差別する
個性といってもいいだろう

言葉を変えて、繰り返される
そんな中でこそ、自分の価値を掴み取る意味があるのだろうか？
その価値を感じない人もいる
それは世の中から外れてしまう志向だな
思いがけず評価される人もいるだろう

評価の外にいるんだから
どう評価されるかは、その人にはわからない
そんなもんだろう

自分の価値を自分で感じられたら幸せだろうな
そしてそれを分け合えたら、とても幸せ

それが、そんな些細な価値でも
感じられたら幸せ

幸せは、どこに転がってる？
君の足元に
つかみ取れない足元にあるんだ

って、事でいいよね？

＠＠　2008年5月21日 時間 11:59:220　Pentium 4 3.2G ＠＠

「輝く瞳」

君の瞳に吸い込まれる
キラキラとまぶしい光
ただ少し話をしただけなのに
君の瞳に吸い込まれる

君はいつも明るくて
太陽みたいに明るい娘
そんな風に思ってる
そんなに君を知らないのに

ただちょっと
君を好きになったのさ
風変わりな僕だけど
君の相手をしたいのさ


君の瞳に吸い込まれる
キラキラとまぶしい光
ただ少し君を眺めていただけで
君の瞳に吸い込まれる

君は何を思ってる？
いつも元気な君の事
明日の不安もないくらい
はじける笑顔で笑ってる

ただちょっと
君を好きになったのさ
風変わりな僕だけど
君の相手をしたいのさ


君の瞳に吸い込まれる
キラキラとまぶしい光
ただ少し話をしただけなのに
君の瞳に吸い込まれる

＠＠　2008年5月18日 時間 02:42:470　Pentium 4 3.4G ＠＠

「問い」

何のために生きるのかって詩を見た
何のためでもなく、生きるために生きる
目的は自分で作ればいい
不安なのは目的がないから
だた問うてみても、何も変わらない

でも、問うてみたい時ってあるよなと
意味はないと思いつつ
誰かに答えてもらいたいと思ってるわけでもなく
疑問を口にするだけ
答えは、自分で作るしかないと、半分気付いてる

自分で作るために、問うのか
問うことはただきっかけなのか
いろんな人が居るから、答えも違うだろう
自分が満足する生を得るために
人は頑張るんだな

僕にとっては
そうゆう意味になった
ただ問うてただけの時期はもう過ぎてしまった
人生も、あと半分くらい
たまにはスカっと生きてみたい

＠＠　2008年5月14日 時間 04:52:060　Pentium 4 3.2G ＠＠

夜が明ける


眠ったまま、眠れずに
ただじっと、ヘッドホンをして
キーボードを叩く
今夜も一晩起きていた

たまに出かける
今日は雨だったが
傘を持ってコンビニへ
オーナーやバイトと話す

朝になれば眠れるのが、不思議
眠くなってくるのが、不思議
たいしたミステリーじゃないけど
ほら、夜が明ける、君のために


あくせく働くなんて、出来なかった
よくやったとは思うけど
休職、入院、退職と三拍子
バイトをたまにするけど
この仕事を一生なんて思わない

家でのんびりしているのに
眠れないのはなぜかなぁ

朝になれば眠れるのが、不思議
眠くなってくるのが、不思議
たいしたミステリーじゃないけど
ほら、夜が明ける、君のために


誰も知らない君のことを
それでもいいと思ってる
消えることに悔いはないと
やるだけやったと思ってる

朝になれば眠れるのが、不思議
眠くなってくるのが、不思議
たいしたミステリーじゃないけど
ほら、夜が明ける、君のために

＠＠　2008年5月12日 時間 23:15:500　Pentium 4 3.2G ＠＠

「私は腹黒い」


彼の事好きなんでしょ？
なんて、言ってみる
そんな時、どう思う？
私は腹黒い？

今はただ、歌を歌うだけ
涙も、悲しみも、
唄になって、流れてゆく

言葉なんか、後で
考えればいい
言い訳なんて、後で
作ればいい

今はただ、歌を歌うだけ
涙も、悲しみも、
唄になって、流れてゆく

上品な私、それは腹黒い

＠＠　2008年5月1日 時間 05:53:460　Pentium 4 3.4G ＠＠

明日晴れるか

外は雨模様、家の中で
君はどこに行ったのか
心の中の君はもう遠い
消えてゆくのさ
明日晴れるか？

五月の晴れた日に
雲を見て過ごした
緑の公園も今は
ただ雨に濡れている
ひとりぼっちさ
明日晴れるか？

風が記憶を飛ばしてく
心も体も、新しい雨に染まって
だんだんと僕が変わって
変わらないのは記憶の中の君だけ


何もかも気にならない
明日も明後日もどうでもいいさ
いつからかそんな風
変わらないのは記憶の中の君だけ

外は雨模様、家の中で
君はどこに行ったのか
心の中の君はもう遠い
消えてゆくのさ
明日晴れるか？

＠＠　2008年4月26日 時間 01:38:430　Pentium 4 3.2G ＠＠

「別にいい」

僕はひねくれてるか、と考えると
そうでもないな、結構素直だと思う
だけど、みんなに合わせることはあまりしないし
自分の好きな事だけに一生懸命だな

だから、ちょっとひねて見えることもあるのかな？
とは思うけど、
まぁ、それでもいいやと、思うな
別に困らない

ひねくれものについて書こうと思ったが
人について書くのは問題があるかなと思って
自分について書いたら、締まりのない文章になった
別にいい

＠＠　2008年4月17日 時間 03:51:310　Pentium 4 3.4G ＠＠

「夜、雨が降る」

夜、雨が降る
コンビニの店先で、お茶を飲みながら、眺めている
灯りがいくつもある、この店先にも、雨が降る
雨は、静かな音を立てて、降っている
眺めてるのは僕だけだ

タバコを取り出して、飲み終わったお茶を横に置いて
まだ眺めている
煙が風で、横にそよいでいく
時々、思い出したように車が通る

いくつもの雨粒が、コンニビの駐車場に落ちる
それを見ている僕
夜は、深夜だ。誰もいない

さぁ傘を差して、家に帰ろう

＠＠　2008年4月13日 時間 02:45:240　Pentium 4 3.2G ＠＠

「満足できない」

満足できないって、どういう事だろう
今に充足できないのか、ただ不満なのか
自分のありように不満なんだろう

努力とか、歴史とか、そんな事を言う前に
今の自分が不満なんだろう
明日が来るだろうか？とか
明日の自分は、今とは違うだろうという期待だ

だが、何も起きずに毎日が過ぎる
何も変わらない。不満な自分がいることに耐えかねて
自分を記録しているけれど、

何のためにと、考えるたびに
意味などない、という回答が用意される
その回答にも不満な僕は、
自分の満足の為だけに動くのだろう
そこには、世間もない、モラルもない
ただ自分だけが律してる世界だ

こんな僕でも、今でも生きている
その事には、少しは感謝しながら
だけれど、不満を抱えつ続けて生きているんだろう

頭を使っても、体を使っても、抜け出せない
死ぬまで続くのか、それはわからない
満足できないまま、叫んでいる

＠＠　2008年4月7日 時間 05:34:330　Pentium 4 3.4G ＠＠

「忘却」

忘れた頃にやってくる
忘れてしまったら、いいだろうか
何がやってきても、新しいものだ

忘れるほどの想い出はないな
覚えてないから、忘れてもいない
それで、忘れてしまおう

忘れた頃にやってきたら
それは、その時のことだ
今は覚えていない
記憶は消えるんだ

＠＠　2008年4月2日 時間 04:48:490　Pentium 4 3.2G ＠＠

「京都の桜」

京都は桜が咲いているだろう
今日の駅前のように
誰も振り向かない写真を撮って
誰も何も言わないページに飾るだけ
写真立ては、ただ自分が見るためにある

そこには自分しかいないから
自分が満足できるように頑張ってみる
出来ることはそれだけだな

誰も何も言わないのを何故かなと考えるより
誰にも何も言われたくないと知ってるから
何も言われないような物を作る
誰にも笑顔で見てもらえるようなものに興味がない
自分だけにわかる何かに対して書き続ける

京都の桜は日本の桜だけど
僕の桜は僕が見るためだけにただある
僕が見てるから大丈夫

＠＠　2008年3月21日 時間 02:00:110　Pentium 4 3.4G ＠＠

「春の日」

春の日は傘を持ってお出かけ
雨は降らないけど、さっきまで降ってた
店に入ったら、いつもよりお客が多かった
今日は春分の日、祝日だもの

春の日は、なんとなく浮かれてる
雨だけど、傘を忘れて帰った
家に帰ってから、出直した
空は曇ってるけど、もう春だね

＠＠　2008年3月14日 時間 11:35:410　Pentium 4 3.2G ＠＠

「いつもの猫」

新しい春が来ようとしている
古いレコードを、新しいCDで置き換えるように
変わってないんだなと思ってる

今年が始まっても、新しい春が来ても
ただ雨に打たれて歩いてる
ちょっとの間だと思っていたが、そうはいかないようだ

春の雨は暖かく、冬の雨のように凍えない
ジャンパーを脱いでハンガーにかけたなら
いつものように猫がやってくる

＠＠　2008年3月2日 時間 05:23:460　Pentium 4 3.4G ＠＠

「眠るまで起きてる」

昼に眠って、何も聴かない
まぶたが、開かなくなるまで眠るんだ
いつもいつも眠ってやり過ごす
何があるわけでもないけど何もないときも眠る眠る
夜、眠れないのは昼寝のせい
夜は静かでいいけど
夜に騒いでるのを見るとうんざりする

みんな、死んだように眠れ
この街は、死んだように眠る死人の町
朝の光がさすまで
冬の凍える風の中で死んだように眠れ
誰も何も眠りについて静かな一人きりの時間
僕はようやく安心して息をしはじめる

息を潜めて夜を待つ
明るい太陽の下で僕は周りと変わらない
モノクロームの心象風景
子供も大人も母親も老人も
ただコーヒーをすすってそこに座ってる

ちょっとしゃべり過ぎだなと思うくらい
意味のないことをしゃべって
相手のあごが上下することで満足するのかな
横で座ってコーヒーを飲みながら
でもみんなしゃべるために来るんだから仕方ない
僕は一人でコーヒーを飲み干して
水も飲み干して、することがなくなると
レシートをもってレジに行くのさ
今日の休憩はいくらですか？

みんな、死んだように眠れ
この街は、死んだように眠る死人の町
朝の光がさすまで
冬の凍える風の中で死んだように眠れ
誰も何も眠りについて静かな一人きりの時間
僕はようやく安心して息をしはじめる

そこにぽつんと外れているのは、もうわかってる
中に踏み込む気もない僕は、カーキー色のジャンパーを着て
いつでも、歩きながら考える
考えても何もでないから、意味のない言葉を集めて歌うんだ
ギターの弦に力をこめて、声を張って大声で歌う
意味がないと思いつつ、歌を作って歌ってる
いつものそんな日常、価値がなくても、金にならなくても
僕は他に何もする気が起きないぞ
棺桶に入るまで、何も残らない、そんな事にならないためか
誰も聴いちゃいないさと思いながら、自分の記録をつける
その無意味さを知ったところで、何の役にも立たない

役に立たない記録は、朝になれば終わるのさ
そして朝になって、静かに眠れ、一人きりで眠ればいい

＠＠　2008年2月14日 時間 23:14:210　Pentium 4 3.4G ＠＠

「季節だけが変わる」

寒い日が通り過ぎてゆく
夏の太陽の去った通りは、今日も寒々しい
空には雲がかかって、木枯らし雪が降り積もる

もうすぐ春が来る
梅が咲くころに、電車に乗って梅を見に行く
季節だけが変わるんだ
そして僕は年老いてゆく

＠＠　2008年2月12日 時間 01:39:200　Pentium 4 3.2G ＠＠

「明日の君に」

世の中はぐるぐるまわって、いづれ土に還る
この人生が終っても、誰か他の人生がぐるぐるまわる
終ってみれば、あっけない

生きているだけが、自分の証だ
誰にも止められない人生を
自分だけの人生を、生きよう

脱線してても
逆走しても
それでいい

誰かに分かってもらおうなんて
死んでから考えよう
明日の君に笑われても

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