「サイコパス」

 
「君のことは知らない」

わらいながら過ぎる
あまりに笑っているので、アゴが外れてるのに気づかない
わらいすぎて、自分が何者なのかわからない
わらいがとまるときが、怖くなれば、もう臆病者
とるに足らない
君はそうなりたい？
どちらか選ぶのは君自身

外れたアゴが外れても、わらい声がでるようになれば
人間といえないかもね
ぼくはどちらでもないけど
君のことは知らないんだ
 

    「今日は日曜日」

今日は夜が続いている
夜の声が昼でも聞こえる
この明るいひるまに、電車も動いている
このままほっておこうか、どうしようか考えたが
僕には関係ない事に気づいたので
そのまま出かける
今日は日曜日
 

     「未確定」

なんだろうと思ったが、まだ確定していない
罠から逃れることが出来なければ、堕ちてゆくだけ
それは仕方がない、誰もお前を助けない
大人なら、自分のことは自分で決めなければ
誰かにゆだねてしまえば、それから抜け出すのは苦労する
誰が憑くにせよ、それはお前のこころ次第
大きくもなり、小さくもなる
最初から決められたことなどない

今、何を探しているのか知らないが、
そんなものは手に入らない
未来は確定していない