どこに書こうと思ったけど、ここに置くかな。
しょうがないから「風立ちぬ」の感想でも書くか
見終わった時に思ったのは、これは一言で感想を言って終わる映画じゃないな って思った。まぁ、良かった とは言ったけど
映画話の筋的には、
###ネタバレします###
子供だった主人公が、いわゆる正義感溢れる良い青年になって ヒロインをちょっと助けて去って行き その後就職するが、優秀で仕事にも邁進し、 海外研修も行き、仕事でちょっと失敗するが、驚いた事に 避暑地で休暇をもらって休み、その間にヒロインと再会 ヒロインは病気持ちでいったん別れる 主人公は職場に戻り、仕事に邁進、 ヒロインはこの時だけと、主人公の元へ行き結婚し 主人公の仕事は成功、これがゼロ戦 ヒロインは一人で家を去る 戦争が始まる前に、ストーリーは終わり 戦争後に、主人公の回顧、ヒロインが一瞬出てきて映画は終わる
ていう、特になんでもないストーリーで ドラマ性は、史実にはないであろう、ヒロインとの出会い、結婚、病気 って所位しかないが、僕はこれは映画を成立させるためのオマケぐらいのもの のように感じた。
この映画の一番肝心な点は 主人公が、宮崎駿を写して描いているんだろうな、という部分 仕事に邁進する主人公、だがその心はちっとも描写されない 主人公の声を、庵野秀明が当ててる事も、それを思わせる 宮崎駿と同じアニメの世界で、仕事に邁進しかつ成功してる庵野秀明 その声を当てることで、何も描写しない主人公の、そして自分の心を 表そうとしてるんじゃないかと思った。
見に行くまでは、この映画は 戦前、戦争の中をそれでも生きた人々を描く映画なのかと思っていました。 確かに、表面上はそれ以外の何者でもないです。
でも、見終わってしばらくして これは宮崎駿の人生の感想なんじゃないかなと思いました 最後の回想にしても、それは宮崎駿の想いなんじゃないかと思うのです。 まったく違うけど、これは宮崎駿の自伝です。
だから最後に悲しいでも、やり遂げたでもなく 終わった、でも生きてゆく、生きねば 風立ちぬ となると見えました。
宮崎駿は昨日、何度か目の引退宣言をしましたが、それこそ生きねば、だと思います。
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