FM音源を聞こう

今のPCの音源はPCMとMIDIですね。でも少し前まではFM音源が主流だったのです。
私がPCをさわり始めたのは結構遅くて、会社の仕事で使うようになってからでした。(1991'頃)
FM音源ボードは結構高くて自宅の9801Esに9801-26k互換音源を一万円ほど出して買って付けたのです。
しかし26K互換では鳴らせない曲も多くて、不満を感じていました。
今、FM音源(含むPSG)が鳴る古いマシンを集めてしまうのもこの頃の"飢え"がそうさせるのかも知れません。

PCM音源を聞こう

WINDOWSで聞く

CPUで計算によって波形を算出し音を出すエミュレータが出ています。PCI音源ボードと早いCPUがあれば、聞けるでしょう。
しかし、ここでは扱いません。PCM音源を聞こうで扱います。日本の同人のPCM音楽ドライバなどもあるようです。

AT互換機で聞く

AT互換機(DOS/V)には、日本では流行ったFM音源ドライバはありません。DOS/VでFM音源を聞くという文化は日本では育ちませんでした。DOS/Vに移植された数少ない98用ゲーム用音楽は聴けますが、それ以外知りません。(エルフの同級生2 DOS/V版とかの事です(^-^;)
ただ海外にはあります。サウンドブラスター用のデータとして相当の数のファイルがFTPに上がってたのを見た覚えがあります。私はダウンロードして聞こうとしなかったので、詳しくは知りません。(だってセンス違うんだもの)
FM音源ではないMODなどはPCM音源を聞こうで扱います。

MACで聞く

MACには最初8BITのPCMが搭載されて、後に16BITステレオに変わったっと。FM音源の文化はなかったのじゃないかと思います。探しましたがわかりませんでした。その場合ハード的に持ってないのですから拡張ボードで鳴らすことになりますがそんなカードあったのでしょうか?
APPLE2とかGSなどにはあったのでしょうか?現物を持ったことないので調べたことありません。(値段が高いだもん、日本語使えないし)
PCM音源を聞こうで扱うようなMACで生まれたPCMの音楽もしりません。MACではPCMは簡単に扱えるようですが、特別な音楽文化ってあったの?
よく知らないなら書くなといわれそうなMACについてでした。

 ここからが本番です

NEC 9801(9821)で聞く

A-MATEもしくはFM音源搭載のキャンビー、MMXヴァリュースターなどでききます。他の機種だと音源ボードを別に購入する必要があります。
FM音源をきくには一番簡単です。かつ流通しているFM音源用のデータも豊富です。
今から買うなら86音源、または118音源を内蔵した9821を買ってくればよいでしょう。初代Asあたりなら一万円以下で買える。
FM音源はDOSで鳴らすので、WINDOWSが動くスペックはいりません。かといってあまり遅いとストレスがたまるので486以上のものが良いでしょう

FMP                      98
PMD          98,88VA,88
MXDRV        SHARP68,98
FSP                       98 OPMエミュレートドライバ
RAY                      98 画像+音
MDRV                   88VA,88,98

などがあります。設定はそれぞれのページを参照してください。
データはwebで公開している人が多数いますので、探してみてください。(linkするべき?)
webよりPC-VAN,個人BBSなどに昔のデータがアップロードされています。

また98DOS用の8801エミュレーターを使って8801用のデータを聴くこともできます。この場合サウンドボード2のADPCMを再生するためには、スピークボード、ちびおと、などのADPCM再生機能のあるボードを使う必要があります。ハード的には8801と同じなので、音は近いですが、やっぱり聴いていると少し違います。エミュレータだからというより音源ボードの差のようですが。

NEC 8801で聞く

8801SR以降の機種でサウンドボード2を付けたものでききましょう。
データはエミュレータ用イメージファイルを除くと、PC-VAN、個人BBSでしか見かけてません。
サウンドボード2内蔵であれば、86音源,118音源とFM音源部分は同じスペックです。CPUパワーを使ったPCM合成が出来ないだけです。
FM音源のデータもこの頃の88用ゲームの音楽が、いろんなドライバのデータで作られています。

MDRVC             CDOS上の音源ドライバ
BASICのMML

私が聞いているのはこの二つだけです。あと色々あるようですが、データ交換のしやすさからCDOS上で動くものがおすすめです。
CDOSとデータ交換するには5インチドライブ内蔵型の9801(9821)を手に入れDOSのIO.SYSに2D書き込み可のパッチをあてて使うのが一番です。
2HDしか使わないならパッチはいりません(2Dの生DISKは入手難ですし)
フロッピー起動となるので(CDOSで)BAT起動するようにしておけば、モニタを付けなくても電源を入れるだけで再生できてお手軽です。

NEC 88VA2で聞く

VA2とVA3のみサウンドボード2標準搭載です。VAはサウンドボード1標準搭載。
88VAとは88モードを持つ以外はほぼ9801VMと同じスペックです。大きさも同じくらい。V3BASICが使えます。
(ホントはいろいろ機能があるのですが、98のDOS用ソフトを使うとどうしてもVMと同じくらいになってしまいます。)
V1,V2モードは8801で聞くのと変わらないのでV3モードで聞く方法です。

MDRV
PMD
MXDRV
BASICのMML

DOSであるPCエンジン(OSの名前です)からBASICが直接呼べる以外は98と同じです。各付属のドキュメントを読めばいいでしょう。
MS-DOSと同じような環境にするのは、いくつかのソフトを組み合わせて使う必要があります。

MSXで聞く

MSXはMSX2+以降の機種で音符マークのついたFM音源搭載の機種が望ましい。MSX2でも聞けますがツールが限られます。
MSXは最初期待していませんでしたが、結構いい音がなりかつデータもたくさんあります。
それはPSG+OPLL+SCCと一つ一つはそれほどでもない音源を同時に装着して鳴らすことが出来るからです。
ただ三つ同時に鳴らすには、FDドライブ内蔵かFM音源内蔵である必要があります。スロットが2つしかないからです。

本体内蔵                                  PSG
本体内蔵 or FMPAC                  OPLL
カセット                                     SCC (FM音源じゃないけど)
本体内蔵 or FDインターフェイス   FDドライブ

とこの四つを同時に装着して使えなければPSG+OPLL+SCCは出来ません。
音はモノラルですがFM音源を楽しめる音です。

MPX  FM音源再生専用のファイラーです。カーソルキーとスペースキーだけで、演奏できます。音源ドライバもファイルにあったものを自動起動します。そしてなによりMSX2で動作可能なことが一番の特徴です。(MSX2+ MSXターボRは数が少ない)サポートページあり。
JOYPADで操作できてしまうものポイント高いです。

SHARP X1で聞く

FM音源を聞くにはOPMが載った音源カードを搭載している必要があります。TurboZ以降のZシリーズは標準搭載。それ以前の機種はサウンドボードを拡張スロットに入れて使用します。音源ボードがないとPSGの3音の演奏になります。

CDOS上で使うのならば8801と同じです。データも同じなので、単に8801のCDOSのDISKからX1のCDOSのDISKにコピーすれば動きます。
他にはBASIC上のFM音源ドライバ、X-DOS上のものといろいろあるようですが、データ交換が大変だったので、すこし試しただけです。

SHARP X68で聞く

MXDRV、ZMUSICが有名です。
しかし、あまり聞いてません。X68は買ってからまだあまりケアしていないので、書くことがありません。他の詳しいページを見てください。
(ネプチューンエボリューションが届くのをまってる)

FM TOWNSで聞く

持ってないのです。(^-^;、でも面白そうです。たぶんいずれ買います。MSVというドライバがあるようです。OPM系だが音数が少し少ない、メガドライブと同じチップを使ってるとどこかのページで読みました。

どうしたらいいのかな?

MZ2500
XDS-NETにMDRVの試験版OBJファイルがあったので、それで鳴らそうと思ったが、バイナリィの転送方法がわからない。
DISKクラッシュ(2度目)でXDS-NETのID PASSWORDがまたわからなくなったし、本体の説明書 BASICのDISKもないしと ないないづくしであまりさわれない、う〜ん。

X1初代(カセットのみ)
これはもうBASICでPSG鳴らしてカセットでセーブする以外の事は別に望んでません。

MZ1500,FM-7
買ったばかりですが、これもX1初代と同じくPSGのみの機種、ただMZ1500はQD,FM-7はアンプつきなので、それなりに楽しめる様な気がする。

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