浴槽小説家

浴槽小説家は考える。風呂の中で、お湯につかりながら。
人はそれを妄想と言うのではないか?と思いながらも、人物を動かしてみる。
水につかるから思い浮かぶのか、リラックスしているからなのか、
俺はこんな人間だったのだろうかというような、ストーリーが出来上がる。
浴槽小説家は、その出来に不満であると、
新しい状況を思い浮かべすぐ新しいストーリーをはじめる
自分にあきた頃、浴槽から出て体をふくのだ。

この話にオチはない。

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(2000/02/21)

廃業
カラスの行水タイプに戻る。一ヶ月ぐらいであった。

(2000/03/19)