エレキギターの合成インピーダンスと音質調整

エレキギターのポッドの抵抗値で高音のなまり方を調整できるのをすすめて
ポッドは1MΩを使い470KΩの抵抗を信号線とアースの間に並列に何本か配線することにより
高音のなまり方を簡単に調整するってのを自分はやってるのだが
(この方法だとピックアップ単位で調整可能)
やっと合成インピーダンスの計算の仕組みを理解した

インピーダンスってのはロー出しハイ受けが基本なのだが
原理的には発電機である高いインピーダンスのピックアップに対する
受ける回路側の合成インピーダンスを調整することで、高音のなまり方を調整できる
受ける側が低いインピーダンスなら、高音は非常に多く減衰し
受ける側が高いインピーダンスなら、高音はあまり減衰しない

交流のしくみ 三相交流からパワーエレクトロニクスまで (ブルーバックス) Kindle版 森本雅之 (著)
という本を読んでいいるのだが、そこに
>インピーダンスの合成について
という説明があり、エレキギターでなぜ470KΩの抵抗の付けはずしで高音の減り具合を調整できるか、の原理の説明がある

なるほど並列接続だと合成インピーダンスが
1/R=1/R1+1/R2+1/R3
の様に逆数の足し算になるから
抵抗値の低い抵抗を複数本付けた方が
合成インピーダンスが下がって、
高音がなまっていくのか、と理解できる
1MΩのポッドを複数付けてもほとんど高音はなまらず、
470kΩの抵抗の並列本数で調整できる

なるほどなるほど、やっと理論的に理解できた
納得できる説明だな。
いままで現実の現象はわかるけど
なんでこうなるの?っていう理論が謎だったけど
合成インピーダンスの合成の計算の仕方まで
大まかにわかったので、理屈として理解できた

エレキギターのために
交流の仕組み、って本を読んでいたんですよねー
我ながら勉強家ですね