サンダーボルト感想分析

Xに順次投稿したもの

今、ガンダムサンダーボルト、48時間だけ無料で読める
次回のマクガイヤー配信に向けて読んでおくか

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』9月24日0時より“48時間”全話無料に。いよいよ公開予定の最終話に先駆け、Webマンガサイト「ビッコミ」にて実施

36話まで読み飛ばしたが230話まであるらしく
めげたのでもういいかな
アニメは見た事あるので、地球編の途中までは知ってる

サンダーボルトを読み進めているが
宗教指導者がテレパシーや超人的能力があろうと
普通の人は
ただ食べて動いて眠るだけのいつもの毎日であって
誰かに救われるという考え方は単なる錯覚、
共同幻想みたいなもんだと思うなー
自分の聖者についての意見はそんなもんだな
これは現実世界でもそう思う

最新話まで読み飛ばした、
昼になってしまった

最近長い物語という物を摂取していなかったが
久しぶりに触れて、現実と違う!と感じるのは
現実はいきなり全く知らない人によって
状況が変わって、その人とは別に会いもしない
とか普通にあるけど
物語って数人の主要登場人物でお話がまとまるのが
作り話だよなーって感じるな

そんなことあるわけねーじゃん、と思う

読んでる人間の理解できる範囲に
そして楽しめる範囲のお話というのは
そーゆーもんだ、
っていう結論はもうとっくに出てる
って事だろーな

まー面白かったけど、普通のお話だよ
初代ガンダムみたいな、ムーブメントは起こらない
希望も絶望もないし、夢も未来もない
誰もこの話から先を夢見ないよ
面白いけど普通の話だよ

そして、昔のアメリカのハードボイルド小説の様に
名言を残したりもしない
ただ消費されて消えていくのかな
こー何か爪痕がなさそうに見える、そう感じるな

一生懸命書いてスゴイなーと思うけど
自分にはそれ以上のものは響かなかったな
なんかもう知ってるよ、以上のものか
まぁガンダムで長編外伝でまともっぽいものという評価かな
それだとさ、今までにあるガンダムのアニメを超える事はないよな

人気はないのかもしれないが
メタ構造を持ち込んだ機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)はある意味到達点に見える
ファンが作り手になってこれ以上ない物を考えたらそうなったというものだし
ファンが作るものという意味では最高のものだろう
オリジナルを超えるならガンダムである必要がないし
ガンダムであるなら最高のファンであった機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)は
現時点でのファンが一番遠くまで歩いた到達点だろうな
サンダーボルトはそういう意味でガンダムである必要がまったくない作品だと感じるな

一生懸命書いたのはスゴイと思うけど
別の舞台設定でもそのまんま同じ話だろうし
ガンダムである必然みたいのは
お話からは感じられないな
なんか独立しちゃってる感はあるな

0080とか08小隊には単純にガンダムカッコいい、っていう要素があったから
普通にああガンダムねってことだったけど
サンダーボルトにはそれもあんまないしな

でもまー、現実問題として
ガンダムだからこそ自分も読んだし注目度も高いんだからさ
よくやったなって感じだよね

でも、ガンダムが応援できないってのは
もーガンダム物じゃーない気がするけどなー
007のジェームズボンドを応援でできなかったら
映画が007にならないよな
そーゆーところも、外して来てるもんな

サンダーボルトについて
なぜなんだろーと考えてはいるが
結局のところ、
戦争のリアル、人間ドラマをマンガにする、っていう方向と
ロボットでチャンバラ、あるいは撃ち合いする、というガンダムが、
いつまでたってもかみ合わなくて
何がやりたかったんだろー、みたいな感想が出る
という事だろーな

人型ロボットの操縦って、
どうやって操縦するのか謎でしかないけど
サイコザクの人の神経と接続する、っていうのは
現実的回答だと思わせる嘘技術だよな
まぁ手足を切り落とす必要は正直無いと思うが
作劇的理由からそう書いてるんだな
この辺ガンダムサンダーボルトが描くリアルとは何かの良い例だな

サイコザクがありなんならさ
逆に普通の操縦の仕方が謎でしかないよな
どういう操縦系統なの?
絶対無理でしょ?っていう
だけどそこは突っ込まないお約束なんで
いつまでたってもリアル感がちぐはぐなんだよな

神経接続操縦のサイコだと超強いってのも
ニュータイプは強い、と同じく作劇上の都合だが
普通の操縦という物の方が謎でファンタジーなので
まったく検証できないし、実感も感じられない
リアルさの欠片もない物になる
ちぐはぐだなーと思う

良かったと今まで感じたものでは
パシフィックリムかな、あんまりカッコよくはなかった
リアルとうその整合性はまぁそこそこよかった

パイロットが二人なのは、日本アニメのありがちな独り言をいっぱい言いながら戦うのを避ける
作劇上の理由で、嘘技術の理屈としては薄いと思うなー

まぁでも嘘具合はうまく考えてるなという感じで
リアル過ぎないし嘘過ぎないし
カッコよくなり過ぎないし、ダサくなり過ぎないっていうかんじだったな
まぁ続編がたくさん続くわけではなかったな

他に感じた、嘘の設計がうまい作品は
小説だけど、戦闘妖精雪風、だな

雪風は昔のハードボイルド小説の様に、言葉がカッコいい
騎士の価値を問うな、とか、フェアリィ冬、とか
記憶に残る言葉をたくさん書いてて、センスがある
サンダーボルトに足りないのは、その言語的センス
それがあれば、ちぐはぐさなんて気にならない、評価も高かったろう
作家としての言語センスがもっと欲しかった

まぁ半日で228話読んだから
セリフをちゃんと読んでないのも
多少あるだろーな

でもさ、マンガでも名作って呼ばれるものには
誰でもそれを言う名セリフがあって
ドラゴンボールとかそうだな、最近で言うと
全然読んだ事もないけどキメツとかさ
くりかえされる名セリフだけで世界観わかるもんな

それこそ初代ガンダムは名言ばっかりあって
名言だけで流通してるからな

まぁまぁいろいろ考えちゃうほど、面白かったな

マンガ家において、ニュータイプ的能力に
絵のキレイさ正確さがあると思うが、もうひとつ
言語的センスの良さ、セリフが記憶に残る、という能力
があると思うな
超有名作家っていうのは、両方の能力があるもんだな
圧倒的画力と、言葉のセンスの良さ
無い人間は無いなりに戦うしかないですね

このふたつの要素を分業するために
原作と作画を分担するという書き方があって
そのやり方で作られた名作マンガはいっぱいある

画力が圧倒的だけど
言葉もすごいんだろーけど、わかりにくく、普通はそんなところを一生懸命読解しないということでは
攻殻機動隊の原作の人のマンガ
アニメはみんな見るけど、原作はみんな持ってるだけ

山田玲司なんか画力はあまりなく、言葉のセンスで勝負していたが、それも時代に取り残され
今はリアルな配信で友達と仲良くやるスキルという能力で生きているよな
なーんかマンガ家ではなくなったが、本人は自分はマンガ家だと思ってる

まぁ無いなりの戦い方ではある

9/26 最後に130円払って最終話を読んだ